[ 北海道 上川郡 美瑛町 白金 ]
見る時間、その時の天候によって表情が変わる色彩豊かなエメラルドブルーの池。
青い池は目的を持って造られた溜池や貯水池などとは異なり、偶発的に人造池となった。
噴火した十勝岳の堆積物による火山泥流災害を防ぐため、美瑛川本流に複数建設された堰堤のひとつに水が溜りだし、周囲に自生していたカラマツ・白樺等の樹木が水没し立ち枯れてしまってできた偶然による景色。
また、水中に差し込んだ太陽光が水の吸収による青色の透過光となり、湧き水に含まれる粒子と衝突散乱して青色に見えると言われる。
撮影は、6月の同一日の早朝と午後にしてみた。
早朝は曇りで無風だったため水面が鏡面のように木々と雲を写すため白濁したエメラルドグリーンに見えた。午後は、晴れ微風のため水面に波紋ができ空の色が写り青みがかって見えた。
大型バスとは別の普通車用の大きな無料駐車場があるが、それでも9時をすぎるとかなりいっぱいになる。バスの団体客も同様に9時頃から増える。
午後のピーク時には、池の周辺の遊歩道に人が溢れる状態になる。
ゆったり見たいのなら、早朝がおす勧め。